
- KONTAKTのメモリ消費量を減らしたい
- 逆に、メモリの消費量を増やしてコンピュータの性能を使い切りたい
という悩みを解決します。
この記事で理解できること
- KONTAKTのメモリ消費量を調整してコンピュータの性能を使い切る方法
KONTAKTのメモリ消費量を設定するときの考え方
コンピュータのメモリー(RAM)は8割程度まで使い切ると良いです。
コンピュータのメモリーは、余らせているとムダになります。
例えば、16GBのメモリを搭載しているのに、実際に使用している量が8GBだった場合、余った8GBは使われていないことになります。
これだともったいないです。。。
さらに問題なのは、メモリを節約するほど、ディスクの負荷が増えます。
ただし、搭載しているメモリをすべて使い切ってしまうと、コンピュータのパフォーマンスは返って落ちてしまうため、8割程度にとどめるとバランスが取れます。
- メモリー消費量を多く設定するほど、ディスクの負荷が減る
- メモリー消費量を少なく設定するとほどディスクの負荷が増える
サンプル音源をハードディスクから読み込んでいる場合は、メモリ消費を多く設定することで、音が途切れたり、読み込みが間に合わなかったり、ということを回避できます。
SSDの場合、そもそも高速で、ディスクの負荷を多くかけることができるので、メモリ使用量を減らすことが可能です。
ここから発展させて、メモリを節約できた分を、さらに多くのトラックを立ち上げる。ということもできます。
KONTAKTのメモリー消費量は、設定で変更できます。
設定方法
KONTAKTの画面から歯車マークをクリックしてOptionsを開きます。

「Memory」タブを選びます。
「Instrument preload buffer size」の右側の四角にチェックを入れてから、スライダーを動かします。

右側へ動かすほどメモリの使用量を増やせます。=ディスクの負荷を減らせます。
左側へ動かすと、メモリの使用量を減らせます。=ディスクの負荷を増やせます。
ちなみに、KONTAKTのメモリ消費量はここに表示されます↓

設定例
ハードディスクを使っていて、メモリ搭載量が多い場合
→メモリ消費を多く設定すると、音の途切れ防止や同時発音数を増加させることができます。
SSDを使っていて、なおかつメモリ搭載量が多い場合
→メモリ消費を少なく設定すると、さらに多くの音源を立ち上げることができます。
→メモリ消費を多く設定すると、さらに安定して音源をならすことができます。
最適な設定は人によって違います。
これは、楽曲のジャンルや持っているサンプル音源の容量によって大きく変わるためです。
この記事では、何度も試行錯誤しながら最適な設定を見つけられるように、基本的な考え方をまとめました。
ぜひお役立てください。