Logic Pro Xの便利わざ 〜MIDI編集編〜

ひびき
この記事では、Logic Pro XのMIDI編集の便利ワザを紹介しています。

MIDI編集はLogicの操作の中でも行う頻度が高いと思います。
そこで、知っておくと制作がはかどる便利な使い方を5つ紹介します。

  1. 選択したMIDIノートのベロシティを同じにする
  2. 選択したMIDIノートの長さを同じにする
  3. スマートクオンタイズ
  4. クオンタイズの強さ
  5. 固定ベロシティ

選択したMIDIノートのベロシティを同じにする

操作方法
Option + Shiftを押しながらベロシティツールを使う

選択しているMIDIノートのベロシティをすべて同じに揃えることができます。
通常のベロシティツールでは、選択しているMIDIノートが「相対的に」調整されます。

Option + Shiftキーを押しながらベロシティを操作するとすべてのノートのベロシティを同じにそろえることができます。

選択したMIDIノートの長さを同じにする

操作方法
Option + Shiftを押しながらMIDIノートの長さを変える

先ほどのベロシティをそろえる機能と同じように、MIDIノートの長さをすべて同じにできます。
機械的なグルーブがほしいときに便利です。

スマートクオンタイズ

操作方法
インスペクタの「クオンタイズ」から「スマートクオンタイズ」を選択する

スマートクオンタイズは、演奏のニュアンスを残したままクオンタイズができます。
たとえばピアノの場合、コード弾きをしたときに微妙なタイミングの「ずれ」を残したままクオンタイズを行えます。

従来のクオンタイズよりも「音楽的な」演奏に仕上げることができます。

クオンタイズの強さ

インスペクタからクオンタイズの強さを調整すると、DAWのグリッドにどの程度吸着するかを指定できます。
鍵盤などでリアルタイム入力を行ったときに、強さ100%できっちりクオンタイズが行われると、音楽的な「不確かさ」が失われます。

ジャンルによっては強さ100%と相性が良いものもありますが、アコースティック楽器の場合、タイミングの「揺らぎ」があれば、より音楽的になります。

固定ベロシティ

常に一定の強さのベロシティにしたいとき、インスペクタから「ベロシティ」と「ダイナミクス」を指定すると固定にできます。
機械的なフレーズを作るときに便利です。

まとめ

小技をたくさん知っておけば、いろんな場面で活用できます。
そしてこれら一つ一つはとても小さな効果ですが、それらが積み重なると大きな効果を生み出します。

ぜひ時間を作って習得してみてください。必ず効果を感じるはずです。

別の記事では、さらにLogic Pro Xの効率を向上できる再生編や録音編もまとめました。こちらもぜひ参考にしてみてください。

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