
バグと戦わないためのLogic Pro Xのアップデート方法
Logic Pro Xあるある
- 「Logic Pro Xをアップデートしたらバグだらけなんだけど…」
- 「バグが起こりやすいバージョンを避ける方法を知りたい」
- 「アップデートしたけどやっぱり前のバージョンに戻したい」
この記事ではこんな悩みを解決します。
この記事で解説する3つのこと
- 「Logic Pro Xのメジャーアップデートの時はアップデートしない方が良い」
- 「Logic Pro Xの古いバージョンを保存しておく方法」
- 「Logic Pro Xを前のバージョンに戻す方法」
その経験からアップデートを避けるべきバージョンがわかってきました。
この記事の結論は「どんなアップデートが来てもバグは発生するから、作業に影響を与えるバグかどうかを判断してダメだったらバージョンを戻せば良い」です。
バージョンを戻す方法を知っておけば、アップデートしても怖くありません。
もくじ
バグと戦わないためのLogic Pro Xのアップデート方法
メジャーアップデートは罠です!
いきなり結論です。
メジャーアップデートは過去の例を見るとバグが多いので避けましょう。
Logic Pro Xのメジャーアップデートには、たくさんの新機能が追加されています。
これは嬉しいことでもあるのですが、新機能とともにバグもたくさん追加されていました…
下のようなバージョンはLogic Pro Xのメジャーアップデートと呼ばれるものです。
最後の数字が0のものがメジャーアップデートと呼ばれるものです。
10.3.0
10.4.0
など。
動作の安定を求めるならば、メジャーアップデートは見送ってマイナーアップデートを待ちましょう。
マイナーアップデートも罠です!
おい。
マイナーアップデートも罠ってことは、全部罠じゃないか。
そうなんです。
マイナーアップデートだからといってバグがないかというと、そうでもないんです…
メジャーアップデートに比べればマイナーアップデートはバグの数は減っています。
しかし減ったとは言え、実用に耐えるかどうかは全く別の問題です。
例えばLogic Pro X 10.4.5はマイナーアップデートにもかかわらずバグだらけでした。
私の環境ではアンドゥーが効かないという致命的なバグが…
マイナーアップデートは、バージョンの末尾が増えることを指します。
10.4.1
10.4.2
など。
そういうわけで、マイナーアップデートだから安心というわけではないのです。
ではどうしましょう??
「実用に耐えられるかどうかを検証して、ダメだった時は戻せるようにしておけば良い」
のです。
ここから先ではLogic Pro Xを別のファイルとしてコピーして残しておく方法と、バージョンを戻す方法を紹介します。
Logic Pro Xの古いバージョンを保存しておく方法
Logic Pro Xの古いバージョンを残すための方法は2つあります。
- アプリを手動でコピーしておく
- Time Machineを使ってバックアップを取っておく
どちらの方法を使っても「Logic Pro Xのバージョンを戻す」という目的は達成できます。
ここではアプリを手動でコピーする方法について解説します。
Time MachineでMac全体のバックアップを取る方法についてはこちらで別の記事で解説しています。
手順は次の通りです。
- アプリを別の場所へコピーする
- ファイルサイズを削減するために圧縮する
- ファイル名を変更する
- 別の場所にコピーして保存する
それぞれ見ていきます。
まず、Logic Pro Xのアプリ本体を別の場所にコピーします。
ここではデスクトップにコピーしました。

つぎに圧縮をしてファイルサイズを削減しておきます。
Logic Pro Xはアプリの容量だけで1GB以上あります…
圧縮をしておけば、ディスクの容量を圧迫せずに済みます。
アプリを右クリックして「Logic Pro X.appを圧縮」を選択すると圧縮が始まります。

圧縮が終わったらファイル名を変更します。
というのも、「Logic Pro X.app.zip」というファイル名だけではバージョンが何なのかわからないからです。
ここではファイル名の前にバージョンを付け足しました。

後はこのファイルを別のところに保存しておけば完了です。

ここから先は、前のバージョンに戻す方法を解説します。
Logic Pro Xを前のバージョンに戻す方法
ここでは、先ほど圧縮して保存しておいたLogic Pro Xを使ってバージョンを戻す方法について解説します。
手順は3つです。簡単です!
- 戻したいバージョンの入ったZIPファイルを手元にコピーする
- ZIPファイルを解凍する
- 解凍したLogic Pro X.zppを「アプリケーション」フォルダに移動する
それぞれ見ていきます。
1 まずZIPファイルをデスクトップなどにコピーします。

2 ZIPファイルをダブルクリックして解凍を行います。
これで戻したいバージョンのLogic Pro X.zppが取り出せました。

3 Logic Pro X.appを「アプリケーション」フォルダに移動します。
このとき「上書き保存をしても良いか?」聞かれます。上書きしましょう。

これでバージョンを戻すことができました。
まとめ
この記事の結論は
「バグはいつだって起こる。だから戻せるようにしておけば作業に支障がなく生産性が保てる」
です。
またLogic Pro Xの現在のバージョンを保存する方法と、前のバージョンへ戻す方法について紹介しました。
「いつでも戻すことができる」
これって精神的にとてもラクです。
戻す前提で新しいアップデートを気軽に試すことができます。
さらに
「Logic Pro Xを安心して使いたい」
「制作環境をすぐに元通りに戻せるように関連するデータのバックアップを取っておきたい」
ときに使えるバックアップの方法について記事にまとめています。
こちらもぜひ参考にしてください。