
- 「Logicを使い始めたけど、使い方がよく分からない」
- 「どうやって使い方を知れば良いのか分からない」
- 「公式のマニュアルでも難しいからもう少し簡単に解説してある書籍が知りたい」
という悩みを解決します。
この記事を読んでできるようになること
- Logic Pro Xのマニュアルがなぜ読みやすいのか理解できる
- クイックヘルプ機能を活用して早く上達できる
- 公式マニュアルが難しく感じたときのおすすめ書籍を知ることができる
機能を知れば、使える道具が増えます。
使える道具が増えれば、それが制作スピードの加速につながります。
ふだん歩くことしか知らなかった人間が「自転車の使い方」を知れば、今までよりも何倍も早く目的地にたどり着くことができるように。。
たくさんの道具の使い方を知るほど曲作りのスピードは加速します。
わたしはLogic Pro Xのマニュアルを全ページ3回読み通しました。
そうして気付いた、なぜマニュアルがわかりやすいのか、どうすればすばやく目的の機能を知ることができるのか解説します。
また、記事で紹介している書籍はわたしが実際に読んでみて良かったものを掲載しています。
Logic Pro Xの初心者がすばやく使い方を習得できるヘルプ機能
Logic Pro Xのマニュアルはとても読みやすいです。
ここではまず、読みやすい理由を3点紹介します。
- 翻訳がしっかりしている
- 機能の説明がすぐに理解できるような構成になっている
- 細かいことを知りたいときは深く掘り下げることができる
ひとつずつ見ていきます。
1.翻訳がしっかりしている

なんと言っても翻訳がしっかりしています。
マニュアルを実際に見てみると、人間が翻訳しているなとわかります。
それくらいに「きちんとした日本語」が使われています。
翻訳の良し悪しは、機能を理解する早さに直結します。
最短で理解できるためのマニュアルがLogicには用意されているのです。
2. 機能の説明がすぐに理解できるような構成になっている
マニュアルは「この機能はいったいなにか?」といった疑問をすぐに解決できるような構成で書かれています。
マニュアルはすべて構成が統一されていて
「結論」→「具体例」→「操作方法」の順序になっています。
実際のマニュアルで構成を確かめてみます。

このように「これはなにか?」という疑問に、すぐ結論で返すように構成されています。
理解ができるまでの時間を最小限にすることができるような工夫がされています。
3. 細かいことを知りたいときは深く掘り下げることができる
さらに細かい機能を知りたいときは、マニュアルをそのまま下に読み進めるだけで深く掘り下げることができます。

ざっくり機能について知りたいときは「結論」だけを読む。
詳しく使い方を知りたいときは、そのまま下に読み進めて「具体例」まで読む。
具体的にやりたい操作方法を知るには、更に読み進めて「操作方法」まで読む。
こうすると自分にとって必要な部分だけをすばやく学ぶことができます。
クイックヘルプ機能は早く上達するための近道

Logic Pro Xには強力な機能「クイックヘルプ」があります。
この機能は、マウスでポイントしている場所の機能をひと言で説明してくれる機能です。
マニュアルを探すことなく知りたい機能をすばやく習得することができて便利です。
この機能を有効にするにはLogicのメニューから「ヘルプ」→「クイックヘルプ」を選択します。

有効にすると、インスペクタに説明が表示されるようになります。

クイックヘルプに表示されている説明をより深く知りたいときは、ショートカットキーで詳細なマニュアルを1発で開くことができます。「⌘ + /」

「マニュアルを探す必要がない」たったこれだけで、ストレスが減ります。
わたしはというと、クイックヘルプ機能を常に表示させています。
邪魔になるような大きさではないのが良いです!
さらにiPadを使えばマニュアルが連動表示されて上達が加速できる
さらにiPadと連携すれば、マウスでポイントしている場所のマニュアルをiPadに表示させることができます。
この機能はApple純正で無料で使えるiPadアプリ「Logic Remote」を使います。

iPad側の設定は画面左上の表示切り替えボタンから「スマートヘルプ」を選択します。

(2019年8月6日現在、なぜかうちの環境ではヘルプがダウンロードできず、この機能が使用できませんでした。また原因や解決方法が分かればこの記事を更新します)
公式マニュアルが難しく感じたときのおすすめ書籍
「え、公式のマニュアルでも難しくてよくわからんぞ??」
その気持ち、わかります。
わたしも最初はマニュアルを見てもよくわからずでした。
マニュアルは他のDAWを触ってきた人にとってはわかりやすいのですが、どれも初めてで…という場合には難しく感じますよね。
そんなときはもう一歩ハードルを下げて、書籍を読むと理解できます。
わたしがそうでした。最初は書籍を1冊買って読みましたが、それが公式マニュアルを読むための助けになりました。
注意点
現在発売されているLogic Pro Xの書籍はどれも刊行から日が経っていて古い情報もあります。
「新機能よりも基本的な機能の使い方を知るために書籍を買う」という心づもりで1冊用意すると良いです。
ここではわたしが実際にいくつか読んで選んだ中から1冊を紹介します。
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この本は2015年に発売された本で少し古いですが、基本的な機能の使い方は網羅されていて最初の1冊としておすすめです。
簡単な曲を作りながら、ひと通りの操作をマスターできるチュートリアルのような本です。
流れをつかみながら操作も覚えることができます。
また、鍵盤やオーディオインターフェースの接続や設定なども書かれています。
2019年8月現在、AmazonのKindle Unlimitedを契約していれば、読み放題0円で読むことができます。
まとめ
知識は大きな武器になります。
道具を知ることが制作スピードの早さに直結します。
Logic Pro Xは知るためのコストが低く設計されています。
ぜひ活用してください。